【Houdini】Zombie Clothes Sample を読んでみた
概要
この記事は Houdini Advent Calendar 2023 10日目の記事です
先日 Houdini 20 がリリースされ、
Vellum の新しいサンプルが増えたので読んでみました
サンプルの紹介記事はこちら
読んでみる
大きな流れとしては下記になります
- 各服のパーツを Vellum Drape で縫合
- 1 に Edge Fracture で切り込みを入れる
- 帯を作って Vellum Constraints Attach でくっつける
- Vellum Constraints Weld の Breaking で破砕
Vellum Drape に関してはこちらも参考になるかと思います
Update Mode
サンプルは update mode が Manual になっていることがあるので注意してください
Auto Update / Manual の切り替えショートカットを作成することも出来ます
また、 Force Update にショートカットを割り当てれば
Manual にしたときに更新できるようになります
フード
フードの下側と上側の縫合したい箇所の頂点数が一致していませんが、
対象の頂点を手で選択して解決しているようです
(そんなに数も多くないので)
帯
手書きで curve を書き、Edit ノードで気合で結び目を作っています
方式としてはこちらが近いです www.youtube.com
別の方法例 (Vellum Brush)
上記で例示したものたちは Sweep の Ribbon でシミュレーションしていますが、
このサンプルでは Sweep 時点で立体化しているのが特徴です
試しに雑に Ribbon でシミュレーションしてみましたが、
どうやら先に立体にしてるほうがキレイになりやすそうです
vm_cuspangle
このパラメータを保持しておくと、ポリゴンが滑らかに見えます
vm_cuspangle
attribute 自体は、vellum drape 内の vellum solver (or vellum solver) の
turn_off_crinkly_looking_cloth
ノードにて 180 を決め打ちしています
Normal ノードの Cusp Angle を 180 にしたものと近しい結果が得られるので、
Cusp Angle についての説明はこちらが参考になりそうです
頂点法線を計算する時、単一ポイント周辺の頂点の法線がお互いにこの角度(度)以下の場合、それらの法線が平均化され、各ポリゴンの頂点角度でウェイトがつけられます。 www.sidefx.com
Labs Delete Small Parts
繋がっているPiece 単位で小さい破片だけを削除するのに使用していました
まとめ
プロシージャルと手作業のバランスがいいなと思いました
自分の場合は全部プロシージャルにしたくなってしまって
時間がかかることが多いので...
手前味噌ですが、Vellum の簡単なサンプルをまとめたものがあるので
必要であればこちらもどうぞ~
何かあれば Twitter までお気軽にどうぞ~